海バカ日誌

FAQ
FREQUENTLY ASKED QUWSTION


ダイビングって安全?
何とも言えません。
と、言うのも、どんなスポーツであっても、「安全」と言い切れるものがないからです。
例えば想像してみて下さい。
スノーボードは安全ですか?
答えはNoですよね。
毎年何人もの人が骨折や打撲などの怪我をしていますし、稀に死亡事故もあります。
過信してゲレンデ以外を滑ったりすると、遭難したりもします。
マラソンは安全ですか?
やはり答えはNoです。
樹葉の隙間からこぼれる光に目が反応して心臓発作で死亡した話は有名です。
(同症例でもっと有名なのはテレビアニメのポケモンを見ていた子供が大勢卒倒した話ですね。)
疲れてよろけて車に轢かれたり、転んだ時に手をついて骨折したりもしますよね。
スキューバダイビングも同じです。
安全と思って行動すると、おおきな事故になりますが、危険なスポーツと思って行えば、
非常に安全なものなのです。
PADIという団体の調査によれば、世界で発生している年間スポーツ事故発生件数は
ボーリングの事故発生率と同じなんですよ。


お金はかかるの?
残念ながらYesです。
釣りを趣味にしている人、カメラを趣味にしている人なども、趣味としてはお金がかかっていますが、
スキューバダイビングもやはりお金がかかります。
一番お金がかかるのは、道具を揃える事です。
浮力調整ジャケットを中心として、水中メガネ(マスクと呼びます)、足ひれ、
ウェットスーツ、口に咥えるやつ(レギュレータと言います)や、ダイビングコンピュータと呼ばれる 腕時計のようなもの、器材入れ、海難事故防止用セーフティーグッズなどなど。
これらを、一通り揃えなければなりません。
初期投資としてここにお金がかかります。
次に毎回に掛かる費用ですが、近場の海で潜る場合、タンクレンタル代にガイド料金、交通費食費を加えておおよそ、 1〜2万円かかります。
また、器材のオーバーホールも必要です。
オーバーホールはスキー・スノボーで例えるなら滑走面の傷を治し、エッジを磨く作業でしょうか。
素人には難しく、失敗時の危険を考慮して、プロに任せるのが常識化しています。


アクアラングって?
アクアラングとはスキューバダイビングそのものを指して使う事もありますが、
本来はAqua Lung社と言う会社の名前です。
つまりはNHKでは使えない言葉なんですね。(セロテープ、ポルシェ、味の素と同じ理屈です)
アクアラング社は世界で初めてスポーツダイビングを紹介した会社と言っても過言ではないでしょう。
スキューバの歴史的にはドレーガー社という会社がホース無しのヘルメット式潜水具を1912年に 発表した辺りから始まるのではないでしょうか。このドレーガー社は現在アクアラング社の傘下に入っています。


背中のタンクは酸素ボンベ?
はっきり違います。健康な人が純酸素を吸うと非常に危険です。場合に拠っては死にます。
あのタンクは圧縮空気が入っています。つまり、ふつーの空気です。
酸素と窒素の混合比率など規格がある場合もありますが、通常はコンプレッサーで圧縮した(そのへんの) 空気が入っています。特殊なタンクは酸素濃度が高くなっていますが、この場合は周辺器材も異なり、 扱いが全く違うものになります。
では、自分で空気を圧縮してタンクに入れれば使えるのか? 無理とは言いませんが、難しいでしょう。と言うのは、200気圧(気圧の話は下にします)くらいまで 加圧できるコンプレッサーを持っている人はなかなか居ません。
また、持っていたとしても、工業用である場合が多く、圧縮空気に油分を 多分に含みます。身体に悪いばかりか、水中で気分を悪くして事故に繋がります。
禁油処理をしたコンプレッサーやフィルタを充分に通したものでないと使い物になりません。


圧力計の単位は色々あるみたい?
スキューバの世界で使う圧力の単位はあまり種類が多くありません。
バール(bar)かパスカル(Pa)が殆どです。
おおよそで言えば1バールは1気圧、1メガパスカルは10気圧です。
物理数学的には0.9いくついくつなどの微妙な差はありますが、ゲージの曖昧さから判るように、 だいたいで充分なんです。
ゲージの針が120を指していれば120気圧、50を指していれば50気圧と考えて問題ありません。
そういう風に作ってあると思ってください。





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